最近では比較的一般的になってきたようですが、PuppyLinux上のWineにMicrosoftOffice2007をインストールしてみようと思います。
OpenOffice.orgがあれば大体事足りるんですが、近頃は人から受け取るファイルなんかはOffice2007形式が多くなってきましたし、論文とか書くのにも、やはりLaTexとOffice2007は使えた方が便利です。

Wineのインストール
まだWineをインストールしていない場合、まず先にWineをインストールします。
基本的にはこちらを参考にしてもらえばいいです。
ただ、一つ注意点があります。
WineのバージョンによってはOffice2007のインストールが出来ません。
インストール可能なバージョンは、
1.1.12~1.1.16及び1.1.24以上
です。

wine --version

として出力されたバージョンが上記以外の場合、Wineを一度削除してインストールしなおしてください。

Office2007のインストール
適切なバージョンのWineが準備出来たら、あとはインストールするだけです。
すこし前のバージョンのWineでは、ライブラリのオーバーライド等の環境設定が必要だったのですが、最新版ではその必要がなくなっています。

インストールCDをドライブに入れます。
今回は、挿入されたディスクが /media/cdrom0/ にマウントされたという前提で進めます(初期設定ならそうなるはずです)。
インストールCD内のsetup.exeを実行します。

wine /media/cdrom0/setup.exe

インストーラが起動します。



上記の例では日本語表示されていますが、フォントをインストールしていない場合、日本語の文字はすべて豆腐になります。
が、まぁフォントは豆腐のままでも問題ありません。
豆腐の方は分かりにくいと思うので日本語表示されたインストール画面の画像を載せておきます。
ライセンス条項に同意します。



次に進むと、「今すぐインストール」と「ユーザー設定」の項目があります。
文字が豆腐になっている人は画像を参考にしてください。

ここで「ユーザー設定」を選びます。
インストールオプションタブ >> Office共有機能 >> Microsoft Office IME(日本語)
と辿り、「インストールしない」を選択します。



画像のように左側のアイコンに×がついて入ればOKです。
「今すぐインストール」をクリックするとインストールが始まります。
もし上記の「MicrosoftOfficeIME」のインストールをキャンセルしなかった場合、この辺でインストールが止まります↓↓

まぁ文字化けで見づらくてよく分からない場合もありますので、しょうがないです。
その場合、システム >> システム管理 >> システムモニタ でシステムモニタを開き、「プロセス」タブから「IMJPKLMG.EXE」というプロセスを探して停止(プロセスの終了)してください。
あとは待っていればインストールが終わります。
これでインストールが完了しました。

ほんと、簡単になりました。

あとは、Wordでも起動してみてください。
ライセンス云々の画面が出て、ライセンスの確認が済めば利用可能です。

ライブラリのオーバーライド

上記の手順でWordやExcelが使えるようになりましたが、どうもPowerPointを使うために、ライブラリのオーバーライドが必要なようです。

端末から

winecfg

と打ち、設定画面を開きます。
「ライブラリ」タブを選択し、「ライブラリの新規オーバーライド」から、

riched20 と usp10 を追加します。

その後riched20を選択し、「編集」から「Native (Windows)」を選択します。

あとは「適用」→「OK」とクリックしてやれば設定完了です。

注意

上記の方法でMicrosoftOfficeが利用できるのですが、ひとつ問題がありました。
起動後、終了しようとしてウィンドウを閉じてもちゃんと終了できていないことがわかりました。
そのため、何度も開いたり閉じたりしていると、前回のプロセスを終了せずに新たに立ち上げてしまいます。
結果、メモリの限界が来るとフリーズします。
これは今のところひとつずつプロセスを終了させてやる以外の方法はなさそうです。
GUIから操作する場合、システムモニタを開き、当該プロセスを終了してください。
CUIから操作する場合、psコマンドで状況確認の上、killまたはkillallコマンドで適宜終了させてください。