Windowsはもういらない

すばらしいOS WindowsXPのサポートが終了しました。新しいOSの必要性を感じないほど完成されたOSなのに。でも、もうMicroSoftのおもわくどおりに、Windows11を購入する必要はありません。

Windows10サポート終了

【2026年最新・捨てる前に読んで】古い32bit PCが無料で爆速復活!軽量Linux3選(Sparky・antiX・Puppy)徹底比較!

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はじめに

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ブログの読者の皆様、こんにちは。「Silver LifeStyle」「no-windows.blog.jp」の管理人です。

ここ高知県四万十市は、晴天続きです。庭のエゴノキや紫陽花が雨を待ち焦がれています。

強い夏の日差しを避けながら、100均の材料と近所のスーパーのタコで、熱々の自家製たこ焼きを焼くのが休日の密かな楽しみです。

そんな中、ふと部屋の隅のホコリまみれの古いノートパソコンと目が合いました。

かつてWindows XPや7の時代に活躍してくれた、いわゆる「32bit PC」です。

先日、愛車の中古N-BOX(JF1ターボ)を洗車しながら、「古い車でも愛情を持ってメンテナンスすれば、まだまだ現役で走れるんだよな」としみじみ感じたばかりでした。

車もパソコンも、実は全く同じなのです。

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32bit PCはまだまだ現役

私は40年間、教員として子どもたちに「モノは大切に使いなさい」「工夫次第でガラクタも宝物になる」と説いてきました。

「もうOSのサポートも切れたし、粗大ゴミに出すしかないか…」と思っているそこのあなた、ちょっと待ってください。

その32bit PC、まだ捨てる必要はありません。

YouTube「Distroナナッキー」さんの動画『【神アプデ】諦めていた15年以上前のPCが蘇る!』を拝見し、界隈の熱量に再び火がつきました。

この記事では、その動画の情報と私自身の長年のLinuxいじりの経験を交え、32bit PCを無料で爆速復活させる方法を、写真がなくても迷わないレベルまで噛み砕いて解説します。

🔖 3行まとめ(忙しい方はここだけでもどうぞ)

  • SparkyLinux 8.4:一度終了した32bit対応が「奇跡の復活」。ただしインストール時は必ず「Openbox」を選ぶこと(最重要注意点)

  • antiX:systemdを使わない超軽量OS。メモリ200MB以下で動く「職人系」。1〜2GBの極限スペックPCならこれ一択

  • JammyPup32-22.04:オンメモリ動作でHDDの遅さを気にせず爆速。2027年4月までサポートあり。USBに入れて持ち歩ける

この記事を読んでわかること

  • なぜ今、あえて古い32bit PCを活用する価値があるのか

  • SparkyLinuxで32bit OSが復活した経緯と、インストール時の最重要注意点

  • antiX・JammyPup32を含む3OSの違いと、あなたに合う選び方

  • 32bit環境でも使える現実的なブラウザの選択肢

  • 復活させたPCの具体的な活用アイデア(私の実践例つき)

  • よくある疑問へのQ&A

それでは、熱々のたこ焼きでも頬張りながら、じっくり読み進めてみてください。

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目次

  • はじめに
  • 🔖 3行まとめ(忙しい方はここだけでもどうぞ)
  • この記事を読んでわかること
  • 第1章:「まだ使える」は思い込みではない
  • 15〜20年前のパソコンは「頑丈な鉄の塊」
  • 世界にはまだ32bit PCが山のようにある
  • 第2章:界隈が騒然。SparkyLinuxで32bit OSが奇跡の復活
  • 開発チームの胸熱なメッセージ
  • インストール手順と【最大の注意点】
  • 第3章:ブレない職人肌。antiXは32bitを継続提供中
  • systemdを持たない、超軽量の極み
  • 圧倒的なメモリ消費の少なさ
  • 第4章:オンメモリの魔術師「JammyPup32-22.04」
  • ベースはUbuntu 22.04 LTS
  • HDDが遅くても関係ない理由
  • 2027年4月までの長寿命サポート
  • 第5章:【一覧比較】あなたに合うのはどれ?
  • 第6章:【関門】32bitで使えるブラウザは?
  • 第7章:復活させたPCで何ができる?(私の実践例)
  • よくある質問(FAQ)
  • まとめ

第1章:「まだ使える」は思い込みではない

15〜20年前のパソコンは「頑丈な鉄の塊」

最近のLinux事情を見ていると、代表格のUbuntuがバージョン26.04に向けて要求スペックを引き上げるなど、「軽量」を謳いつつも実際は64bitのCore iシリーズ世代がターゲットになりつつあります。

では、Windows XP・Vista・Windows 7初期に一世を風靡したネットブックなど、**15〜20年前の「32bit専用パソコン」**はどうでしょうか。

Core 2 DuoやAtomプロセッサーは現代基準では非力です。しかし、

  • キーボードの打鍵感の良さ

  • 豊富なインターフェース(有線LAN・VGA端子など)

  • 何より「頑丈さ」

は、現代の安価なノートPCを凌駕します。教員時代の学校備品PCは、生徒が何度落としてもビクともしませんでした。

世界にはまだ32bit PCが山のようにある

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世界にはまだ32bit PCが山のようにある

「日本ではそんな古いPC誰も使ってないのでは」と思うかもしれません。

しかし世界に目を向けると、発展途上国や教育現場、そして私のような「もったいない精神」を持つ愛好家の手元に、まだ相当数の32bitマシンが存在します。

ハードウェアは壊れていないのに、OSのサポートがないというだけで廃棄されるのは、環境の観点からも大きな損失です。

「モノには命がある」——これは世界のオープンソース・コミュニティも同じ考えを持っていました。


第2章:界隈が騒然。SparkyLinuxで32bit OSが奇跡の復活

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SparkyLinuxで32bit OSが奇跡の復活

今回の記事のきっかけとなった、最大のニュースがこちらです。

軽量Linuxの多くのベースとなっているDebianは、約1年前に32bit(i386)対応のISOイメージ提供を終了しました。

「ついに32bitの時代も終わりか」と肩を落としたのも束の間、DebianをベースとするSparkyLinux 8.4にて、一度は終了した32bit対応イメージが再び提供されることになったのです。

開発チームの胸熱なメッセージ

公式ブログには、復活の理由がこう綴られていました。

SparkyLinuxは14年前、重い商用OSに代わるものとして開発された。
世界にはまだ、32bitプロセッサーを搭載した、古いが十分に動作するコンピューターを持つ人々が相当数いる。
ユーザーの声に応え、現役で動くCPUをサポートし続ける決断をした。

数学の証明問題と同じで、「この条件なら本当に成り立つのか?」を疑い、検証し続けた末にたどり着いた復活劇——そんな胸熱なドラマを感じます。

インストール手順と【最大の注意点】

SparkyLinuxの32bit版(Stableのみ提供)には、いくつかクセがあります。

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32bit SparkyLinuxではOpenboxを選択

  1. インストーラーはCUI風:最新Linuxのようなマウス操作ではなく、sparky-installerコマンドで昔懐かしい青と灰色の対話型画面(ncursesベース)が立ち上がります。
    矢印キーとEnterで操作します。日本語を選んでデフォルトのまま進めば基本的に問題ありません。

  2. ⚠️ デスクトップ環境は必ず「Openbox」を選ぶ:これが最大の関門です。インストール中にデスクトップ環境を選ぶ画面が出ますが、ここで「LXQt」など別の環境を選ぶと、アップデート時にエラーが出て正常にログインできなくなります。
    32bit版は事実上Openbox以外を想定していないため、必ずOpenboxを選択してください。

  3. 驚異の低リソース:仮想環境(2コア・メモリ2GB)で検証したところ、アイドル時のメモリ消費はわずか485MB、ディスク消費も4.6GBとスリムです。
    32bit機は構造上メモリを最大4GBまでしか認識できませんが、OS単体でここまで軽ければ実運用には十分です。


第3章:ブレない職人肌。antiXは32bitを継続提供中

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antiXは32bitを継続提供中

SparkyLinuxが「復活」のドラマを見せてくれた一方、ずっと32bitサポートを継続し続けている孤高の職人のようなOSがあります。

それがantiXです。

systemdを持たない、超軽量の極み

antiXの最大の特徴は、現在のLinuxの主流である起動システム「systemd」をあえて採用せず、より古風で軽量な「runit」「sysVinit」を採用している点です。

最新のデジタル採点システムが導入される中、「私はそろばんの方が正確で速いんじゃ」と貫き、実際に誰よりも早く仕事を終わらせるベテラン教員のような存在——それがantiXです。

圧倒的なメモリ消費の少なさ

antiXもDebianベースですが、標準デスクトップ環境に「IceWM」や「Fluxbox」を採用しており、起動直後のアイドル状態でのメモリ消費量は200MB以下(環境によっては160MB台)になることも珍しくありません。

SparkyLinuxの485MBすら軽く思えますが、antiXはさらにその半分以下という軽さです。

公式サイトからは今でも「antiX-23(または最新版)32bit Full / Core」のISOイメージがダウンロード可能で、サポート期間もDebianのライフサイクルに準じます。

古いAtomプロセッサー搭載のタブレットPCやネットブックには、antiXが最強候補の一つです。


第4章:オンメモリの魔術師「JammyPup32-22.04」

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オンメモリの魔術師「JammyPup32-22.04」

軽量Linuxを語る上で外せない絶対王者「Puppy Linux」。その最新32bit版がJammyPup32-22.04です。

ベースはUbuntu 22.04 LTS

SparkyやantiXがDebianベースであるのに対し、JammyPup32は「Ubuntu 22.04 LTS(Jammy Jellyfish)」のコンポーネントとDebian Bullseyeの一部を組み合わせて作られています(Woof-CEによるビルド)。

Puppy Linux最大の魅力は、OSやアプリが「SFS」という圧縮ファイルになっており、起動時にすべてを**RAM上に読み込んで動作する(オンメモリ動作)**という点です。

HDDが遅くても関係ない理由

古いパソコンの動作が遅い最大の原因は、カリカリと音を立てる古いHDDの読み込み速度にあります。

理科の実験で言えば、律速段階(反応全体の速度を決めるボトルネック)を取り除くようなもの。Puppy Linuxは一度メモリに読み込めば、あとはメモリの速度で動くため、信じられないほどサクサク動きます。

2027年4月までの長寿命サポート

ベースのUbuntu 22.04のサポート期限が2027年4月までのため、JammyPup32も少なくともそこまでは安心して使えます。

USBメモリ起動ツール「Ventoy」を使えば、ISOをポンと放り込むだけでいつでもどこでも自分の環境を持ち歩けます。

出先のPCにUSBを挿して、即座に自分のブログ執筆環境を立ち上げる——そんな使い方も可能です。


第5章:【一覧比較】あなたに合うのはどれ?

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32bit OS 【一覧比較】

OS名 ベース サポート目安 こんな人におすすめ SparkyLinux 8.4(32bit) Debian(Stable/Trixie) Debianのサポートに準拠 標準的なDebian環境を使いたい人。

奇跡の復活を体験したい人 antiX(32bit) Debian(systemd非搭載) 継続的にリリース中 メモリ1〜2GBの極限スペックPCを救いたい職人志向の人 JammyPup32-22.04 Ubuntu 22.04 + Debian 2027年4月まで(Ubuntu 22.04 EOL) USBに入れて持ち歩きたい人。

HDDが遅いPCを使う人

どのOSにも共通するのは「古いものを大切にする」という信念です。

PCのスペックや好みの操作感に合わせて選んでみてください。


第6章:【関門】32bitで使えるブラウザは?

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32bitで使えるブラウザは?

OSが軽くても、現代のインターネットは動画やリッチなJavaScriptに溢れており、ブラウザを開いた瞬間にメモリを食いつぶすのが32bit PC最大の壁です。

Chrome・Edgeの32bit版はとうの昔にサポートを終了しています。

  • Firefox ESR(延長サポート版):Mozillaが提供する法人・安定志向向けバージョンで、現在も32bit版(i686)が提供されています。
    最新のセキュリティアップデートを受けつつ比較的安定動作。ただしタブを開きすぎると重くなるため、同時に開くタブは3〜5個までに抑えるのがコツです。

  • Pale Moon / SeaMonkey:「Firefoxすら重い」という方に。古いFirefoxのコードベースから分岐し軽量化に特化した「Pale Moon」、メールソフトも統合された「SeaMonkey」がおすすめです。

  • Dillo / Midori:テキスト中心のブログ閲覧や調べ物程度なら、超軽量ブラウザの「Dillo」「Midori」が最強です。ただしYouTube動画や複雑なWebアプリ(Googleドキュメントなど)は正常表示されないことが多く、「読む専用」と割り切る必要があります。

私の裏技:重い動画はブラウザ内で見ず、ターミナルからyt-dlpなどのコマンドラインツールで直接軽量メディアプレイヤー(mpvなど)に流し込んで再生しています。

ブラウザの重い処理を回避でき、2コアの古いCPUでもなんとかYouTubeを再生できます。

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YouTubeの「重い」を回避する


第7章:復活させたPCで何ができる?(私の実践例)

「結局その古いPCを復活させて何に使うの?」——よく聞かれる質問です。

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復活させたPCの活用法 1

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復活させたPCの活用法 2

最新の3Dゲームや4K動画編集は無理ですが、工夫次第で立派なサブマシンになります。

  1. ブログ執筆・テキスト入力専用マシン:重いサイトやSNSを開くのがおっくうになるため、逆に「テキストを打つことしかできない」環境が究極の集中力を生みます。
    日本語入力さえサクサク動けば、物書きにはそれで十分です。

  2. BGM専用ジュークボックス:AIで生成したオリジナル音楽を軽量プレイヤー(Audaciousなど)で一日中ループ再生。
    消費電力も少なく、優秀なBGMマシンになります。

  3. ネットワーク内のファイルサーバー/SSH端末:antiXのような軽量・安定OSにSambaを設定すれば家庭内の簡易ファイルサーバーに。
    メインPCからSSH接続してLinuxコマンドの練習環境にするのもおすすめです。

  4. PDF整理や電子書籍リーダー:「PDF Arranger」を使えば、町内会の回覧板PDFの結合・分割程度の作業は32bit PCでもお茶の子さいさいです。

「何でもできる魔法の箱」ではなく、「特定の役割を持った専用の道具」として使うのが、古いPCと上手に付き合うコツです。


よくある質問(FAQ)

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よくある質問(FAQ)

Q1. 32bitと64bitの違いがそもそもよくわかりません。 簡単に言うと、CPUが一度に扱えるデータ量の違いです。
32bit機はメモリを最大4GBまでしか認識できないなどの制約がありますが、その分OSやソフトも軽く作られており、古いハードでも動作します。

Q2. Windows 10のサポートが終了しましたが、32bit機はまだ使っても大丈夫ですか? Windows自体のサポートは切れていても、この記事で紹介したLinuxディストリビューションに乗り換えれば、セキュリティアップデートを受けながら安全に使い続けられます。

Q3. インストールに失敗するのが不安です。初心者はどれから試すべき? まずはVentoyでUSBメモリにISOを入れ、PCを起動せずに試せる「Live環境」で動作を確認するのがおすすめです。
その中では、GUIインストーラーが比較的わかりやすいJammyPup32から試すと挫折しにくいでしょう。

Q4. 32bit機でOfficeソフトのような文書作成はできますか? はい。軽量なLibreOfficeが各OSで利用可能です。動作は最新PCほど機敏ではありませんが、テキスト中心の文書作成であれば十分実用範囲です。


まとめ

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モノの価値は自分で見出すもの

今回は、SparkyLinuxの32bit復活という熱いニュースを皮切りに、antiX、JammyPup32という「古いPCを救うヒーローたち」をご紹介しました。

15年前のパソコンでも、用途を絞り、適切なLinuxを選べば、現代でも十分実用的な道具として蘇ります。

それはまるで、古くなったN-BOXのヘッドライトの黄ばみを丁寧に磨き上げ、再びクリアな光を取り戻した時の感動に似ています。

あるいは、冬に枯れ木のように見えた庭のエゴノキが、春に一斉に白い花を咲かせる瞬間のような、命の息吹を感じる瞬間でもあります。

企業は「古いものは危険だから新しいものを買え」と言います。

もちろんメインの業務用PCには最新のセキュリティとパワーが必要です。

しかし趣味やサブマシンの領域まで、その強迫観念に縛られる必要はありません。

40年間教壇に立ち、子どもたちに「モノの価値は自分自身で見出すものだ」と伝えてきた私から、最後にメッセージを送ります。

「押し入れで眠っているそのパソコン、今週末、叩き起こしてみませんか?」

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素晴らしいDIY週末を楽しむ

インストール用USBメモリ(Ventoyがおすすめです)を片手に、ターミナルの黒い画面と向き合う時間は、きっと新しいデジタルの楽しさを教えてくれるはずです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

この記事が役に立った、面白かったと思っていただけたら、ぜひご自身のブログやSNSでシェアしていただけると、10年選手のブロガーとしてこれ以上の喜びはありません。

明日は恵みの雨が降りそうです。たこ焼きも食べ終わりましたし、そろそろ庭に出て草花の様子でも見てくるとしましょうか。

それでは、また次回の「Silver LifeStyle」でお会いしましょう!

【Windows 10終了】USBメモリに保存できるLinux Mintが最強!Ventoyで作る「持ち運べるパソコン」完全ガイド!

はじめに


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「2025年10月14日」という日付を聞いて、冷や汗が流れた方はどのくらいいるでしょうか。

そう、Windows 10のサポートが終了した運命の日です。

Windows 10のサポートが終了

「まだ使えるお気に入りのノートPCがあるのに、買い替えるなんてお金がかかりすぎる……」 「Windows 11の動作要件を満たしていないからって、ゴミにするのはもったいない!」

私も同じ壁にぶつかり、頭を抱えていた一人でした。

40年近く教壇に立ち、定年後は年金暮らしの身。

愛着のある相棒(スペックはCore i5の第6世代、メモリ8GB)をどうしても見捨てることができなかったのです。

そんな時に私を救ってくれたのが、無料のOS「Linux Mint(リナックス・ミント)」でした。


Linux Mintのデスクトップ


ただ、今回私が選んだのは「パソコンのハードディスク(SSD)に手を加えるデュアルブート」ではありません。

もっと気楽で、もっと失敗しにくい方法――USBメモリ1本だけで、Linux Mintをまるごと持ち運び、しかも設定やファイルをちゃんと保存できる「永続化」という技です。

年金生活者にとって、パソコンの中身をいじって「起動しなくなった、詳しい人に頼んで数千円かかった」というのは、できれば避けたい出費です。

その点、USBメモリの中だけで完結するこの方法なら、たとえ失敗してもUSBメモリを抜けば元通り。

Windows 10の入ったパソコン本体には、指一本触れません。

この記事では、私が実際にこの方法でWindows 10サポート終了の危機を乗り越え、古いPCを「USBを挿すだけで蘇るサクサクマシン」に変えたロードマップを、恥ずかしい失敗談やユーモアを交えながらお届けします。

「Linux?難しそう、黒い画面に呪文を打ち込むんでしょ?」と思ったあなた、安心してください。

今のLinuxは、クリックだけでWindowsとほぼ同じように使えます。

実際、今回の記事も Linux Mintでサクサク書いています。








 

この記事を読んでわかること

  • Windows 10サポート終了の本当の恐怖と、パソコンの中身を一切いじらずに済む現実的な選択肢

  • USBメモリ1本に「Ventoy」を使ってLinux Mintを入れ、設定やファイルを保存したまま持ち運ぶ「永続化」の仕組みと作り方

  • 起動後5分で完了する、Linux Mintの完璧な日本語化と、Google Chromeを導入して「いつものWindows環境」に近づける設定手順

  • 実際にUSBメモリ運用を続けてわかった、メリットとちょっとした注意点のすべて


1.2025年、我が家のWindows 10搭載PCに訪れた「サポート終了」と私の悪あがき

あれは忘れもしない、サポート終了の数ヶ月前のことです。

私のデスクで長年、ブログ執筆やネットサーフィン、教材づくりの下調べを支えてくれた相棒(愛称:パタパタ君。)

キーボードがたまにチャタリングを起こすから)の画面右下に、不穏なポップアップが頻繁に出るようになりました。

「このPCは現在、Windows 11のシステム要件を満たしていません」

「いやいや、知ってるよ! 知ってるから何回も表示させないで!」と、心の中でツッコミを入れつつバツボタンを押す日々。

しかし、2025年10月は容赦なくやってきました。

サポートが切れたWindows 10を使い続けるのは、「鍵をかけずに、しかも『留守にしてます』という看板を掲げて旅行に出かける」ようなものです。

セキュリティの脆弱性が発見されても、Microsoftはもう二度とパッチ(修正プログラム)を配ってくれません。

「新しいパソコンを買うか……」

そう思って家電量販店やネットショップを覗きましたが、まともなスペックのPCは安くても8万〜12万円。

年金暮らしの身には、なかなかの決断が要る金額です。

「ただブログを書いて、資料をまとめて、たまに動画を見るだけなのに、こんな大金を出すのか?」と、お財布を握りしめながら葛藤する日々が続きました。

そこで思い出したのが、かつてIT系の友人から聞いた「Linux(リナックス)」というOSの存在です。

しかも、パソコンの中身を消さずに、USBメモリだけで試せるというではありませんか。

これなら失うものは何もありません。

「よし、ダメ元でやってみよう」――これが、私のLinux Mint USB化計画の幕開けでした。

私が使っているUSBメモリです。小さなUSBメモリでPCに挿しっぱなしでも気になりません。

本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
記事内で紹介しているUSBメモリなどの商品リンクの一部は、アフィリエイトプログラムを利用しています。

リンクから商品をご購入いただいた場合、当サイトに報酬が発生することがあります。

なお、紹介する商品は実際に使用したものや、機能・価格・使いやすさなどを総合的に判断して掲載しています。

読者の皆さまに役立つ情報をお届けすることを第一に考え、公平な視点で記事を作成しています。

商品の価格や在庫状況、仕様などは変更される場合がありますので、ご購入の際は販売サイトで最新の情報をご確認ください。

【 サンディスク 正規品 】 SanDisk メーカー5年保証 USBメモリ 64GB USB 3.2 超小型Ultra Fit SDCZ430-064G-J46 新パッケージ


2. なぜ「USBメモリ永続化」を選んだのか

Linux移行の情報を調べていると、多くの記事が「デュアルブート」、つまりパソコン本体のSSDにLinuxを直接インストールする方法を紹介しています。

もちろんそれも立派な選択肢です。

しかし、私のような機械音痴に片足を突っ込んだ年金生活者にとって、SSDの中身を分割したり、ブートローダーを書き換えたりする作業は、正直「怖い」の一言でした。

万が一手順を間違えれば、Windows側のデータごと吹き飛ぶ可能性もゼロではありません。

そこで行き着いたのが、こんな発想の転換です。

「別にパソコンの中に住み着かせなくても、外からLinuxを連れてくればいいのでは?」

USBメモリにLinux Mintをまるごと入れておき、使いたい時だけ挿して起動する。

使い終わったら抜いて、いつものWindows 10に戻る。

これなら、

  • パソコン本体のディスク構成を一切変更しない

  • 失敗してもUSBメモリを買い直すだけ(数千円で済む)

  • 職場や実家など、いろいろなパソコンに挿しても同じ環境が使える

という、まさに「安心と身軽さ」を両立した方法になります。

ただし、ここで一つ壁があります。

普通にUSBメモリからLinuxを起動する「ライブ環境」は、電源を切ると設定やインストールしたアプリがすべて消えてしまうのです。

壁紙を変えても、日本語入力を設定しても、次に起動したらまっさらな状態に逆戻り。これでは実用にはなりません。

この弱点を解決してくれるのが、これから紹介する「Ventoy」と「永続化(Persistence)」という仕組みです。

「永続化Linux」のすすめ


3. 最初のステップ:USBメモリに「Ventoy」を入れる

いきなり難しい設定に入る前に、まずは土台となる「Ventoy(ヴェントイ)」というツールをUSBメモリに入れます。

3-1. なぜ「Ventoy」なのか? 従来の面倒な手順を過去にする革命児

昔のLinux導入は面倒でした。

専用の書き込みソフトを使い、USBメモリを丸ごと1つのLinux専用にフォーマット(初期化)しなければならなかったのです。

別のLinuxを試したくなったら、また初期化して書き込み直し……。

しかし、Ventoyは違います。

一度USBメモリにVentoyをインストールしておけば、あとは「LinuxのISOファイル(OSのデータが詰まったファイル)を、USBメモリの中にドラッグ&ドロップで放り込むだけ」で、起動可能なUSBが完成します。

普通のUSBメモリとしてファイルを保存しながら、Linuxの起動ランチャーとしても機能するのです。

まさに、OSの「多機能ナイフ」といったところでしょうか。

魔法のツール「Ventoy」


3-2. 準備するもの

  • USBメモリ(32GB以上推奨、USB 3.0対応の高速なもの。永続化のデータ領域も確保するため、少し余裕のある容量が安心です)

  • インターネットに繋がったWindows 10のPC

※USBメモリの中に残っているデータは一度消去されるので、空っぽのもの、または中身を避難させたものを用意してください。

3-3. Ventoyのインストール手順

  1. Ventoyの公式サイトからダウンロードする GitHubなどの配布ページから「ventoy-X.X.XX-windows.zip」(Xはバージョン番号)をダウンロードし、フォルダを解凍します。

  2. USBメモリをPCに挿す

  3. 「Ventoy2Disk.exe」を実行する 解凍したフォルダ内にある実行ファイルを起動します。

  4. インストールを実行する 対象のUSBメモリが正しく選択されていることを確認し、「Install」ボタンをクリックします。

    ※「データが消えますが大丈夫ですか?」という警告が2回出ますが、力強く「はい」を押します。

Ventoyの起動


数秒で完了し、「Ventoy has been successfully installed to the device」と表示されれば成功です。

この時点で、USBメモリは「なんでも起動できる万能USB」に生まれ変わっています。

4. Linux MintのISOファイルを入れて「永続化(保存可能)」にする

次に、本日の主役である「Linux Mint」のデータを手に入れます。

4-1. Linux Mintのダウンロード

Linux Mintの公式サイト(https://linuxmint.com/)にアクセスし、「Download」メニューから最新版をダウンロードします。

Linux Mintには3つの「エディション(見た目や軽さの違い)」があります。

  • Cinnamon(シナモン):最も人気で、Windowsに一番見た目が近い。おすすめ!

  • MATE(マテ):中量級。少し古いPC向け。

  • Xfce(エックスエフシーイー):超軽量。スペックに不安があるPC向け。

今回は、最も美しく使いやすい「Cinnamonエディション」を選択しました。

ダウンロードしたファイルは「linuxmint-XX.X-cinnamon-64bit.iso」という名前の、数ギガバイトある大きなファイルです。

「Linux Mint Cinnamon (シナモン)」 エディションの選択


これを、先ほど作ったVentoyのUSBメモリの中に、そのままコピー(貼り付け)します。

この段階では、まだ「入れ物にデータを置いただけ」の状態です。

4-2. 【今回の一番のキモ】永続化(Persistence)を設定する

通常、USBメモリから起動したLinux(ライブ環境)は、パソコンの電源を切ると設定や保存したファイルがすべて消えてしまいます。

「壁紙を変えたのに、日本語設定を入れたのに、再起動したら元通り……」なんてことになったら、心が折れますよね。

これを解決するのが「永続化(Persistence)」という機能です。

USBメモリの中に「データ保存用の引き出し」を作ることで、USB起動のLinuxなのに、アプリのインストールや設定の変更、ブラウザのブックマークまで保存できるようになります。

ここさえ設定できれば、このUSBメモリは単なる「お試し用」から「本当に使える持ち運びPC」へと格上げされます。

Ventoyの永続化機能


永続化の設定ステップ

3ステップで完成


  1. Ventoy公式の「Plugin -> Persistence Plugin」ページから、Download precreated のリンク https://github.com/ventoy/backend/releases の image.zip を解凍して、あらかじめ作成されたデータ保存用ファイル
    persistence_ext4_4GB_casper-rw.dat.7z を解凍、persistence_ext4_4GB_casper-rw.dat をUSBメモリのルート(一番上の階層)に置きます。

    この作業が複雑なので、persistence_ext4_4GB_casper-rw.dat.7z を下記からダウンロードできるようにしました。

    解凍したら4GBのファイルになりますので、これをUSBメモリのルート(一番上の階層)に置いてください。

    persistence_ext4_4GB_casper-rw.dat.7z のダウンロードリンク

    ※容量は好みですが、日常使いをするなら4GB以上を選んでおくと安心です。

    4GBで容量不足になったら、Ventoy を解凍したときにフォルダの中に入っている ExtendPersistentImg.sh で容量を増やすことができます。

  2. USBメモリ内に「ventoy」という名前のフォルダを作る

  3. そのフォルダの中に「ventoy.json」という設定ファイルを配置する テキストエディタ(メモ帳など)を開き、以下のように記述して、ファイル名を「ventoy.json」にして保存します。

このラインより上のエリアが無料で表示されます。

{
    "persistence": [
        {
            "image": "/linuxmint-21.3-cinnamon-64bit.iso",
            "backend": "/persistence_ext4_4GB_casper-rw.dat"
        }
    ]
}


(※ファイル名やパスは、ご自身がダウンロードした実際のバージョン・ファイル名に合わせて書き換えてください)

これで準備完了です!

このUSBメモリをどのPCに挿して起動しても、いつでも「自分専用の、設定を覚えてくれるLinux Mint」が手に入ります。

パソコン本体には何も残さず、USBメモリの中だけに、まるごとの生活空間ができあがるイメージです。

Linux Mint USBメモリの構造図


5. いざ起動!USBからLinux Mintの世界へ飛び込む

さあ、いよいよ緊張の一瞬です。パソコンの電源を切り、作成したUSBメモリを挿した状態で電源を入れます。

ここで、パソコンに「ハードディスクからではなく、USBメモリから起動してね」と指示を出す必要があります。

5-1. ブートメニューの呼び出し

パソコンの電源を入れた直後(メーカーのロゴが表示されている間)に、特定のキーを連打します。

  • HP: F9 または Esc

  • Dell: F12

  • Lenovo: F12 または Fn + F12

  • ASUS / Acer: F8 または F12

  • 自作PC: F11

うまくいくと、「どっちから起動する?」という黒いメニュー画面(ブートメニュー)が表示されます。

ここでUSBメモリ(通常は「EFI USB Device」や「Ventoy」といった名前)を選択してEnterを押します。

5-2. Ventoyの画面からLinux Mintを起動する

画面にVentoyの青いメニューが表示され、先ほどコピーした「linuxmint...iso」という文字が見えるはずです。

途中、Boot with persistenceのデータを選択する画面が現れるのでクリックします。

それを選択してEnterを押し、さらに「Boot in normal mode」を選択します。

数秒〜数十秒ほど、画面にLinux Mintのロゴが表示された後……

「テレーン♪」という爽やかな起動音とともに、驚くほど美しいデスクトップ画面が現れました!

「おお……! これがLinuxか! 普通にWindowsじゃん! しかもパソコンの中身は一切いじっていないのに!」

画面左下にはお馴染みの「スタートボタン(Menu)」があり、右下には時計や音量アイコンがあります。

この時点で、私の心は踊り狂っていました。

そして再起動して同じUSBメモリで起動し直しても、前回の状態がちゃんと残っていることを確認できた時は、思わず「おお、覚えていてくれたか」と声が出てしまいました。

6. Windowsユーザーのための「Linux Mint極楽化」初期設定

Linux Mint  初期設定


「やったー! Linux Mintが起動したぞ!」と喜んだのも束の間。

デスクトップを見ると、メニューの一部が英語のままだったり、いつものブラウザが入っていなかったりします。

ここから、Linux Mintを「限りなくWindowsと同じ感覚で使える」ように、5分でできる極楽化設定を行います。

永続化を設定してあるので、ここでの作業は一度やれば次回起動時もそのまま残ります。

6-1. 完全日本語化の儀式

なお、今回紹介したVentoyを使った方法に限らず、通常の方法でLinux Mintをインストールした場合でも、インストール時に日本語を選択していても、細かな日本語辞書や日本語入力システムが十分に導入されていないことがあります。

1.メニュー(画面左下)を開き、検索窓に「Language(またはシステム設定 > 言語)」と入力して開きます。
言語サポートから日本語を追加します。
下記の図はすでに日本語化されているものです。

言語の設定


一度ログアウトし、再ログインすると、メニューから設定項目まで、美しい日本語に統一されます。

2.次にキーボードのレイアウトを日本語にします。
メニュー(画面左下)を開き、設定>キーボードを開きます。

キーボードレイアウトの設定


3.次に日本語入力(Fcitx5-Mozcなど)を設定します。
メニュー(画面左下)を開き、設定>入力方法を日本語に設定します。

入力方法の設定


4.なぜか、入力メソッドの設定で英語のキーボードが優先になっているので削除、日本語のキーボードを追加します。

入力メソッドの設定


6-2. Google Chromeのインストール(ネットサーフィンの生命線)

Linux Mintには標準で「Firefox」という素晴らしいブラウザが入っていますが、「パスワードやブックマーク、拡張機能はすべてGoogle Chromeで同期している!」という方が多いはずです。

私も長年Chromeにブックマークを溜め込んできたので、ここは譲れないポイントでした。

そして、これこそがWindowsから来た人間にとって、一番「もう戻らなくていいかも」と思わせてくれる決め手になります。

Linux MintにChromeを入れるのは、実はWindowsより簡単です。

方法A:ソフトウェアマネージャ(App Store感覚)を使う

残念ながら、ソフトマネージャには Chromeは入っていませんでした。

  1. メニューから「ソフトウェアマネージャ」(緑色の買い物袋のアイコン)を開きます。

  2. 右上の検索窓に「Chrome」と入力します。

  3. 「Google Chrome」が表示されたら、クリックして「インストール」を押すだけ! ※裏で難しいインストール作業を、Linuxがすべて自動でやってくれます。

方法B:公式サイトから直接ダウンロードする

  1. FirefoxでGoogle Chromeの公式サイトにアクセスします。

  2. 「Chromeをダウンロード」をクリックし、「64 bit .deb(Debian/Ubuntu用)」を選択してダウンロードします。

  3. ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると「パッケージインストーラー」が起動するので、「パッケージをインストール」をクリックします。

これで、いつものGoogleアカウントでログインすれば、Windowsで使っていたお気に入りのブックマークやパスワードが、一瞬でLinux Mint上に復元されます。

しかも永続化のおかげで、次にこのUSBメモリで起動した時も、Chromeもログイン状態もそのまま残っています。

「……あれ? これ、もうWindowsを起動する理由、なくない?」

Chromeが起動し、いつものタブがずらりと並んだ瞬間、私は確信しました。

Linux Mint でChromeを起動


7. 【実体験】USBメモリ運用を続けてわかったこと

USBメモリ運用を続けてわかったこと


さて、USB永続化環境を作ってから数ヶ月が経ち、私のPCライフはどう変わったでしょうか。

結論から言うと、「Windows 10を起動することは、めっきり減りました。」

実際に使ってみて感じた、リアルなメリットと、正直に伝えておきたい注意点を赤裸々にお話しします。

7-1. メリット:何がそんなに素晴らしいのか?

パソコン本体への「後戻りできない変更」がゼロ

デュアルブートと違い、SSDのパーティションを分割することも、ブートローダーを書き換えることもありません。

何かトラブルがあっても、USBメモリを抜けばいつものWindows 10が何事もなかったように起動します。

この安心感は、機械の扱いに自信がない身にとって何より大きな価値でした。

圧倒的な起動スピードと軽さ

Windows 10の時は、電源を入れてからハードディスクが100%のまま数分間フリーズし、お茶を淹れ終わってもまだ動かない……なんてことがザラでした。

Linux Mintにしてからは、USBメモリからでも電源ボタンを押して1分ほどでデスクトップが開き、即ブラウザが立ち上がります。

どのパソコンに挿しても「自分の環境」を持ち運べる

これはデュアルブートにはない、USB永続化ならではの利点です。

実家のパソコンや、友人宅のパソコンに挿しても、同じ壁紙、同じブックマーク、同じ設定のLinux Mintが起動します。

まさに「ポケットに入る自分専用パソコン」です。

無駄で強制的な「Windows Update」のストレスがゼロ

「さあ、仕事しよう!」と思った瞬間に始まる「更新プログラムを構成しています(0%)。

コンピュータの電源を切らないでください」というあの恐怖の画面。

Linux MintのアップデートはUSB起動時でもバックグラウンドで一瞬で終わり、再起動を強制されることもほぼありません。

7-2. 正直に伝えておきたい注意点

USBメモリ本体の速度に、動作が左右される

永続化環境はUSBメモリの読み書き速度がそのまま体感速度に直結します。

安価な低速USBメモリだと、アプリの起動がもたつくことがありました。

多少値が張っても、USB 3.0以上に対応した信頼できるメーカーのものを選ぶことを強くおすすめします。

Microsoft Office(Word / Excel)が直接動かない

対策として、Linux Mintには標準で「LibreOffice(リブレオフィス)」という無料の互換ソフトが入っており、簡単な文書作成や表計算はこれで十分です。

どうしても100%の互換性が必要な場合は、ブラウザ上で使える「Microsoft 365 Online」や「Googleスプレッドシート/ドキュメント」を使えば問題ありません。

USBメモリの紛失・破損リスク

持ち運べる便利さの裏返しとして、USBメモリ自体を無くしたり壊したりするリスクはあります。

大事な作業ファイルは、USBメモリ内だけでなくクラウドストレージにもこまめにバックアップする習慣をつけると安心です。




まとめ:古いPCをゴミにするな、USBメモリ1本で新たな命を吹き込もう!


*まとめ

USBメモリ1本で古いPCを復活

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

Windows 10のサポート終了は、決して「お気に入りのPCの寿命」を意味するものではありません。

ただ、Microsoftが設定した商業的な期限に過ぎないのです。

そして今回お伝えしたかったのは、「パソコンの中身を一切いじらなくても、USBメモリ1本で快適なLinux環境を持てる」という選択肢があるということです。

デュアルブートのようにSSDへ手を加える勇気が出ない方でも、この方法なら気軽に、そして安全に、新しいパソコンライフの一歩を踏み出せます。

本日の要点おさらい

  • Windows 10終了の危機は、パソコン本体に触れなくてもLinux Mintで回避できる

  • 「Ventoy」を使えば、USBメモリ1本で設定保存可能なLinux環境が持ち運べる

  • 「永続化」の設定さえ済ませれば、次に起動した時も前回の状態がそのまま残る

  • 日本語化とChromeの導入で、操作感は限りなくWindowsに近づく

  • 万が一の際も、USBメモリを抜くだけで元の環境に戻れる安心感がある

パソコンを愛する皆さん。今週末は、眠っているUSBメモリを引っ張り出して、あの「愛しい相棒」に新しい魂を吹き込んでみませんか?

パソコン本体は何も変えず、USBメモリを挿すだけで別人のように動き出すあの感動を、ぜひあなた自身の目と手で体験してください。

```

Windows10サポート終了で焦った私が「XPQ4 × Ventoy」でUSBメモリ1本からデュアルブート環境を作り、Linuxへの移行を始めた全記録!

はじめに――「またか……」と呟いた、あの朝のこと


この記事をスマートフォンで読まれている方は→ こちらから 📱 をクリックしてください。読みやすくなっています。

2025年秋のある朝、私はいつもどおりコーヒーを啜りながらスマホのニュースを眺めていました。

「Windows 10、2025年10月14日をもってサポート終了」

その見出しが目に入った瞬間、思わず口から出たのは「……またか」という言葉でした。

Windows XP のサポート終了のとき、次は Vista、7、8.1……。

Microsoft というのは、定期的にユーザーへ「さあ、お金を出すか、PCを買い換えるか、諦めるかを選べ」と迫ってくる組織です。

そして今回もそのお知らせが来た。

しかも私のメインPCはWindows 11の要件を満たさないギリギリの古いスペック。

TPMがどうとか、セキュアブートがどうとか、チェックツールを走らせるたびに「お前は対象外だ」と言われ続けてきた機体です。

「いい加減にしろ」と思いながらも、かといってLinuxに完全移行するのは怖い。

>画像 Windows10のサポート終了

長年使い慣れたWindowsのUIや操作感を捨てるのは、まるで20年連れ添った相棒と別れるようなものです。

そんな私が出会ったのが XPQ4 と Ventoy の組み合わせでした。

下記の画像は、私が構築したXPQ4のデスクトップです。

まるで Windows のように見えますが、Debian 13 (Trixie)をベースにしたLinuxです。

操作性は Windowsとそっくりです。

Windows7のようなデスクトップ

画像 WindowsXP のようなデスクトップ

この記事では、私がどのようにして「Windowsそっくりな見た目のLinux」を USBメモリ1本に永続化 し、既存のWindows 10を壊すことなくデュアルブート環境を構築したか、その全記録をお届けします。

目次

  • はじめに――「またか……」と呟いた、あの朝のこと
  • この記事を読んでわかること
  • 第1章:Windows 10 サポート終了で、何が「本当に」困るのか
    • セキュリティアップデートが止まる恐怖
    • Windows 11 への移行問題
    • 「有償延長サポート(ESU)」という選択肢
    • 私が選んだ「第4の道」
  • 第2章:XPQ4とは何者か――「Windows」のように美しいLinux
    • Q4OS というベースを知る
    • XPQ4 とは何か
    • XPQ4 のダウンロード形式
  • 第3章:Ventoy とは何か――「魔法のUSBメモリ作成ツール」
    • 従来の常識を覆すツール
    • Ventoy の永続化(Persistence)機能
  • 第4章:実際にやってみた――準備編
    • 用意するもの
    • Ventoy のダウンロードとUSBへのインストール
  • 第5章:XPQ4(Free10)のISOをダウンロードしてVentoyに追加する
    • ISO ファイルをダウンロードする
    • ISO を Ventoy の USB にコピーする
  • 第6章:永続化(Persistence)の設定――「消えないUSB Linux」を作る
    • Step 1:永続化用のイメージファイルを作成する
    • Step 2:ventoy.json を作成して永続化を設定する
    • Step 3:動作確認をする
  • 第6章 補足:永続化ファイルの容量が足りなくなったら――後から増量する方法
    • なぜ後から増量が必要になるのか
    • 容量管理のコツ――日常的に残量を確認しよう
  • 第7章:Windows 10 との快適なデュアルブート環境を構築する
    • デュアルブートとはどういう状態か
    • BIOS / UEFI の設定について
  • 第8章:徐々に Windows10 から移行していくためのロードマップ
    • 焦らないことが最大の戦略
    • 推奨する移行ロードマップ
  • 第9章:XPQ4 を使ってみて感じたこと(正直レビュー)
    • 良かったところ
    • 気になったところ
    • まとめ:USBメモリ1本が「移行の架け橋」になる





この記事を読んでわかること


  • Windows 10 のサポート終了に伴う「本当のリスク」と取れる選択肢

  • XPQ4(Q4OS)とは何か、なぜWindowsユーザーに向いているのか

  • Ventoy の仕組みと、USBメモリへの導入手順

  • Ventoy の 永続化(Persistence)機能 の設定方法

  • Windows 10 との デュアルブート環境 の考え方と実践

  • 焦らず安全に「脱Windows」を進める移行ロードマップ

「Linuxは難しそう」「コマンドを打つのが怖い」「失敗してWindowsが壊れたら困る」――そんな不安を持つすべての方に向けて書いています。

第1章:Windows 10 サポート終了で、何が「本当に」困るのか


セキュリティアップデートが止まる恐怖


サポートが終了するということは、Microsoft からのセキュリティパッチが届かなくなることを意味します。

OSの脆弱性が発見されても、誰も修正してくれない。

それがどれほど怖いことかというと、たとえば2017年に猛威を振るった「WannaCry」ランサムウェアは、すでにサポートが切れていたWindows XPを標的にした攻撃で、世界中の病院や企業が被害を受けました。

あれと同じことが、今度はWindows 10ユーザーに降りかかってくる可能性があるわけです。

Windows 11 への移行問題


「じゃあ Windows 11 にすればいい」という話になるのですが、ここに罠があります。

Windows 11 は TPM 2.0 と セキュアブート に対応したPCでないとインストールできないのです(公式サポート外の方法は除く)。

2020年以前に発売されたPCの多くがこの要件を満たしておらず、「ハードウェアごと買い換えろ」というのが実質的な Microsoft の答えになっています。

私のPCもまさにそのパターン。

Core i5-7世代、メモリ8GBと、5年前なら「普通以上」だったスペックが、今ではサポート外の烙印を押されています。

新しいPCを買うお金はある……けれど、このPCがまだ快適に動いているのに捨てるのは気が引ける。

そういう方は少なくないはずです。

「有償延長サポート(ESU)」という選択肢


実は Microsoft は個人ユーザー向けにも有償の延長セキュリティアップデートを提供しています(1年分で数千円程度)。

応急処置としてはありですが、これもいつかは終わります。

根本的な解決にはなりません。

私が選んだ「第4の道」


以上を踏まえて、私が取った作戦はこうです。

「Windowsを消さずに、USB1本からWindowsそっくりのLinuxを動かせるようにする。

まずは使い勝手を試して、納得できたら徐々に移行していく」

これが本記事のテーマ、XPQ4 × Ventoy によるデュアルブート環境の構築です。

「XPQ4」という最強の選択肢

第2章:XPQ4とは何者か――「Windows」のように美しいLinux


Q4OS というベースを知る


XPQ4 を語るうえで、まず Q4OS について触れなければなりません。

Q4OS は Debian ベースの Linux ディストリビューションで、軽量で安定していることが特徴です。

Debian というのは、Linux の中でも特に長い歴史と信頼性を誇るディストリビューションで、Ubuntu もその子孫にあたります。

Q4OS はその Debian をベースにしながら、古いPC でも動作するよう最適化されています。

重要なのは、Q4OS が採用しているデスクトップ環境です。

  • Trinity Desktop Environment(TDE):メモリ消費が極めて少なく、古いPCでもサクサク動く

  • KDE Plasma:見た目が洗練されており、カスタマイズ性が高い

どちらも Windows ユーザーが違和感なく使えるよう設計されており、タスクバーの位置、スタートメニュー的なもの、ファイルマネージャーの操作感など、「あ、なんかWindowsっぽい」と感じる要素が随所にあります。

XPQ4 とは何か


そして XPQ4 は、Q4OS にインストールする テーマパック のようなものです。

公式サイト(https://xpq4.sourceforge.io/)によると、XPQ4 は Q4OS のデスクトップに対して Windows ライクな見た目(look'n feel) を提供するプロジェクトです。

具体的には以下のテーマが用意されています:

XPQ4のテーマ

これを見た私の感想は「……すごい。Windowsそのものじゃないか」でした。

スクリーンショットを見ると、本当に Windows 10 そのものにしか見えない。

タスクバーも、スタートボタンも、通知エリアも、ウィンドウの枠も。「え、これ本当にLinuxなの?」と疑いたくなるレベルです。

2026年3月にはさらに Q4OS Perseus および Quarkos Resolute 向けのインストーラーもリリースされており、開発は現在も活発に続いています。

XPQ4 のダウンロード形式


XPQ4 には主に2つの形式があります:

XPQ4 のダウンロード形式

どちらもライブ起動(インストール不要で試せる)に対応しており、今回私が行う Ventoy での永続化 とも相性抜群です。

私は、この FreeXP の方を利用することにしました。

第3章:Ventoy とは何か――「魔法のUSBメモリ作成ツール」


「Ventoy」がもたらすOS革命

従来の常識を覆すツール


ここで登場するのが Ventoy です。

従来、ブータブルUSBメモリ(起動できるUSBメモリ)を作るためには、Rufus などのツールを使って USB メモリ全体を特定の OS 専用に書き換える必要がありました。

つまり、

  • Ubuntu 用のUSBメモリ

  • Windows 11 インストール用USBメモリ

  • Kali Linux 用のUSBメモリ

……と、OSごとに別々のUSBメモリが必要で、デスクの引き出しには「ラベルが貼られた(あるいはラベルを貼り忘れた)」USBメモリが山積みになる羽目になります。

私の引き出しには実際、用途不明のUSBメモリが4本ほど眠っていました。何が入っているのかわからないので、使うのも怖い。

Ventoy はこの常識を根底から覆します。

Ventoy を一度USBメモリにインストールすれば、あとは ISO ファイルをそのままドラッグ&ドロップでコピーするだけ。

PCを起動すると Ventoy のメニュー画面が現れ、コピーしてある複数の OS から起動したいものを選べます。

1本のUSBメモリに、Windows のインストーラー、Ubuntu、XPQ4 の ISO を全部入れておける、ということです。

Ventoy の永続化(Persistence)機能


さらに重要なのが 永続化機能 です。

「再起動で設定が消える」問題を解決する

通常、ライブUSBで起動した OS は「使い捨て」です。

ブラウザのブックマークを追加しても、ソフトをインストールしても、再起動すればすべて消えてしまいます。

まるで記憶喪失のゲームキャラクターのようです。

しかし Ventoy の永続化機能を使えば、ライブ起動した OS への変更を USB メモリ内に保存し続けることができます。

再起動しても設定やインストールしたアプリが残る、まさに「ポータブルな自分専用 PC」が完成します。

Ubuntu 系のディストリビューションは特に永続化との相性が良く、Q4OS(Debian 系)も対応しています。

実は、この記事も USBメモリにインストールした XPQ4 を日本語化したもので書いています。

もちろん、WiFIの設定や保存したファイルも再起動しても完全に復元されます。

第4章:実際にやってみた――準備編


用意するもの


私が実際に用意したものはこちらです:

  • USBメモリ 64GB(USB 3.0 対応のもの)
    - 32GB でも動作しますが、永続化領域を考えると 64GB 以上が安心
    - Amazonで 1,500〜2,000円程度で購入可能

  • 作業用PC Windows 10 が入っているPC= デュアルブートにしたいPC(または Linuxが入っているUSBメモリやPC)

  • インターネット接続

  • コーヒー1杯(任意。ただし強く推奨)

Ventoy のダウンロードとUSBへのインストール


Step 1:Ventoy をダウンロードする

Ventoy の公式サイト(https://www.ventoy.net/)にアクセスし、最新版の Windows版やLinux版をダウンロードします。

ファイル名は ventoy-X.X.XX-windows.zip のような形式です。

Ventoyのダウンロードページ

Step 2:Ventoy を起動する

ダウンロードした ZIP を解凍し、USBメモリをPCに挿した状態で Ventoy2Disk.exe をダブルクリック。(Linux版もほぼ同様の操作です。)

起動すると対象のデバイスが表示されるので、USBメモリが選択されていることを確認してから「Install」をクリックします。

Ventoyのインストール画面

⚠️ 注意:USBメモリの中身はすべて消えます。 大事なファイルは事前に別の場所に移動させておいてください。

これは本当に大事です。

私は一度、うっかり間違えて普通のUSBメモリを消したことがあります(中身は旅行の写真でした。泣きました)。

インストールが完了すると、USBメモリは2つのパーティションに分割されます:

  • 小さい FAT パーティション:Ventoy のブートローダーが入る領域

  • 大きい exFAT パーティション:ISOファイルを保存するための領域(ここにファイルをコピーしていく)

これで Ventoy の準備は完了です。思ったより簡単でしょう?

第5章:XPQ4(Free10)のISOをダウンロードしてVentoyに追加する


ISO ファイルをダウンロードする


XPQ4 の公式サイト(https://xpq4.sourceforge.io/)にアクセスします。

今回は とにかく軽量な環境にしたいので、「FreeXP live CD image」をダウンロードします。

SourceForge のダウンロードページに飛ぶので、ミラーサーバーを選んでダウンロード開始。

ISO ファイルのサイズは概ね 1.5〜2GB 前後です。自宅の回線なら数分で終わります。カフェでやると隣の人に「何その巨大ファイルダウンロード」という目で見られます。実体験です。

ISO を Ventoy の USB にコピーする


ダウンロードした ISO ファイルを、エクスプローラーで開いた Ventoy の USB ドライブ(「ventoy」という名前のドライブ)にドラッグ&ドロップするだけです。

「え、それだけ?」と思われた方、はい、それだけです。

コピーが終わったら、もう起動できる状態になっています。Rufus のような「書き込み」の概念は Ventoy にはありません。

ISOをコピーするだけ、それがすべてです。

試しにここで一度、USBから起動してみましょう。

PC を再起動し、起動時に F12 や F2 キー(メーカーによって異なります)を押してブートメニューを呼び出し、Ventoy の USB を選択。

すると Ventoy のメニューが現れ、コピーした FreeXP の ISO が一覧に表示されます。それを選択すると……

どーん。Windows XP にしか見えない画面が現れます。

しかしこの時点では「ライブ起動」なので、設定を変えても再起動すると消えてしまいます。これを「永続化」するのが次のステップです。

第6章:永続化(Persistence)の設定――「消えないUSB Linux」を作る


保存領域を設定する

永続化の設定は少しだけ手順が必要ですが、難しくはありません。

落ち着いて一歩ずつ進みましょう。

Step 1:永続化用のイメージファイルを作成する


永続化のために、USB メモリ内に「変更内容を保存するための専用ファイル(永続化イメージ)」を作る必要があります。

これはLinux環境が必要ですが、Ventoy公式永続化ファイルを提供しています。

私は、この方法を利用しました。

もし Linux のターミナル操作に慣れていれば、後から紹介する方法が便利だと思います。

  1. Ventoy公式の永続化ファイル配布ページ へ行きます

  2. ページの下の方にある images.zip という圧縮ファイルをダウンロードし、解凍します。

  3. そのなかから、persistence_ext4_4GB_persistence.dat.7z を選択してさらに解凍してください。

  4. その中から persistence_ext4_4GB_persistence.dat.7z(4GBの保存領域)などのファイルを取り出します

→ このファイル自体は小さなファイルですが、解凍すると4GBの保存領域が作成されます。

📌 WiFIの設定やブックマークの保存、日本語化はこの4GBの領域で十分ですが、足りなくなったら、Ventoyの中に含まれているツール ExtendPersistentImg.sh などで拡張できます。

また、Linuxのターミナル操作に慣れている人に対して、Ventoyをインストールする時に解凍した場所に 専用のスクリプト CreatePersistentImg.sh が入っています。

こちらを利用しても 永続化ファイルを作成することができます。

Windows 環境から作業する場合、WSL(Windows Subsystem for Linux)または作業用の Linux 環境が必要です。

WSL を使う方法が手軽です。

WSL のターミナルを開き、以下のコマンドを実行します:

# Ventoy の公式スクリプトをダウンロード
curl -O https://www.ventoy.net/download/CreatePersistentImg.sh

# 実行権限を付与
chmod +x CreatePersistentImg.sh

# 永続化イメージを作成(8GB の場合)
sudo bash CreatePersistentImg.sh -s 8192 -t ext4 -o persistence.dat


-s 8192 は容量を MB 単位で指定しています(8192MB = 8GB)。

OS アップデートやアプリのインストールを考えると、最低でも 8GB は確保することをおすすめします。

私は余裕を持って 16GB にしました。

生成された persistence.dat ファイルを、USB メモリのルートディレクトリ(ventoy ドライブの直下)にコピーします。

Step 2:ventoy.json を作成して永続化を設定する


次に、Ventoy に「このISOファイルにはこの永続化ファイルを使え」と指示するための設定ファイルを作ります。

「ventoy.json」を作成する

USB メモリの ventoy パーティションに ventoy という名前のフォルダを作り、その中に ventoy.json というファイルを作成します(フォルダ名と紛らわしいですが、間違えないように)。

ventoy.json の中身はこのように記述します:

{
"persistence": [
{
"image": "/freexp-xxxxxxxxx-amd64.iso",
"backend": "/persistence.dat"
}
]
}


image には、USB メモリのルートに置いた ISO ファイルの正確なファイル名を記載します(スペースや特殊文字はNG)。

backend は先ほど作った永続化ファイルのパスです。

ventoy.json の設定は正確に

💡 ポイント:ファイル名のスペースに注意
ISO ファイル名にスペースや日本語が含まれていると永続化が正しく機能しません。

ダウンロード後にリネームしておくと安全です。

例:free10-amd64.iso のようにシンプルな名前に。

Step 3:動作確認をする


設定が終わったら USB から再起動。

Ventoy の起動メニューで ISO を選択するとき、今度は「Boot with persistence(永続化で起動)」というオプションが現れるはずです。

それを選択すれば、永続化が有効な状態で XPQ4 が立ち上がります。

試しに壁紙を変えたり、ブラウザのブックマークを追加したりして、一度シャットダウン。再度起動してみると……変えた壁紙がそのまま残っている!

このとき私は思わず「やった!」と声に出してしまいました。

第6章 補足:永続化ファイルの容量が足りなくなったら――後から増量する方法


しばらく XPQ4 を使い続けていると、ある日こんな警告が出るかもしれません。

「ディスクの空き容量が残り少なくなっています」

そうです、最初に作った persistence.dat がいっぱいになってしまったのです。

これは「使い込んでいる証拠」でもあるので、ある意味めでたいことなのですが、そのままにしておくとアプリのインストールができなくなったり、システムの動作が不安定になったりします。

私も最初に 8GB で作ったファイルが、3ヶ月ほどで満杯になりました。

アプリを入れすぎたのです。LibreOffice、GIMP、VS Code、それからなんとなく入れた Blender……。「せっかくだから」の精神が仇になりました。

なぜ後から増量が必要になるのか


persistence.dat は作成時にサイズが固定されるファイルシステムイメージです。

Windows のパーティションと同じように、作った後からサイズを変えるのは単純にはいきません。

「じゃあどうするんだ」という話ですが、Ventoyをインストールするために解凍したファイルの中に

ExtendPersistentImg.sh

があるので、これを利用します。

使用例

拡張 2GB(2048MB)増やす場合

sudo bash ExtendPersistentImg.sh persistence.dat 2048

→ 例えば元のサイズが 1GB なら、実行後は 3GB になります。

容量管理のコツ――日常的に残量を確認しよう


XPQ4 を起動した状態で、ターミナルから以下のコマンドを打つと永続化領域の残量が確認できます:

df -h / 出力例:

Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/loop0 16G 5.2G 9.8G 35% /


Use% が 80% を超えてきたら「そろそろ危ないな」のサインです。

その段階でバックアップを取り、増量作業に備えましょう。

満タンになってから慌てるのではなく、余裕があるうちに動くのが賢いやり方です。(これは人生全般に言えることですね。)

第7章:Windows 10 との快適なデュアルブート環境を構築する


デュアルブートとはどういう状態か


現在の状態を整理すると:

ストレージ OS / 状態
PC の内蔵ストレージ\n Windows 10 がインストールされている(何も変えていない)
USB メモリ Ventoy + XPQ4(永続化あり)

これは立派なデュアルブート環境です。

  • PC 起動時にUSBを挿している → Ventoy が起動 → XPQ4(Linux)が使える

  • PC 起動時にUSBを挿していない → 普通に Windows 10 が起動する

Windows 10 を消す必要はありません。

USB を挿すか挿さないかだけで OS を切り替えられます。

これがこの方法の最大のメリットです。

Windows 10 は「もしものときの保険」として、そのまま温存しておけます。

BIOS / UEFI の設定について


毎回 F12 を押してブートメニューを出すのが面倒な場合は、BIOS の起動順序(Boot Order)を変更して「USB を最優先にする」設定にしておくと便利です。

設定方法は PC のメーカーによって異なります。

起動直後に Del、F2、F10、Esc などのキーを連打することで BIOS 設定画面に入れます。

ただし、USB を挿していないときは Windows が普通に起動するので、日常的に USB を挿し忘れると「あれ、なんかLinuxが起動しない」と焦る場合があります。

最初の1週間、私は3回くらいそれをやりました。

第8章:徐々に Windows10 から移行していくためのロードマップ


徐々にWindowsからLinuxへ

焦らないことが最大の戦略


「Linuxに移行しよう」と決心したとき、多くの人が陥る罠があります。それは「一気にWindowsを捨てようとすること」です。

私もそのパターンで何度か失敗しています。

若かりし頃、意気込んで Ubuntu をメインにしようとして、1週間後には「プリンターが動かない」「会社のVPNが繋がらない」という問題に直面し、結局 Windows に逃げ戻ったことがありました。

今回は違います。デュアルブート(USB経由)という安全網があるので、いつでも Windows に戻れる状態を保ちながら、少しずつ Linux での作業範囲を広げていけます。

推奨する移行ロードマップ


フェーズ 期間 やること
フェーズ1:慣れる期間 1〜2ヶ月 週末や余暇時間に XPQ4 を起動。ブラウザ、動画視聴、LibreOffice を試す。
フェーズ2:並行運用期間 2〜4ヶ月 メール・ブラウザ作業は Linux をメインに。Windows は特定用途に限定。
フェーズ3:移行判断期間 4ヶ月以降 内蔵ストレージへの正式インストール検討、または USB メイン運用の継続。

大事なのは「失敗してもいい環境を作ること」です。

今回の USB 永続化方式なら、最悪 USB を引き抜けばいつでも Windows 10 に戻れます。

これ以上安全な移行方法はないといっても過言ではありません。




第9章:XPQ4 を使ってみて感じたこと(正直レビュー)


良かったところ


見た目の完成度が高い

正直、最初に起動したとき「これ本当に Linux?」と疑いました。

Windows 10 のダークテーマの再現度は特に秀逸で、スタートメニュー、タスクバー、通知センター的な部分も Windows を意識したレイアウトになっています。

Windowsに慣れたユーザーが混乱しないよう、細部まで丁寧に作られていることが伝わります。

動作が軽快

Trinity デスクトップを使う FreeXP は特に軽く、私のちょっと古い PC(メモリ8GB)でもサクサク動きます。

Plasma を使う Free10 も Windows 10 より重い感じはなく、むしろ余計なバックグラウンドサービスが少ない分、動作がクリアな印象です。

開発が継続している

2026年3月にも新バージョンのインストーラーがリリースされており、プロジェクトは現在進行形で生きています。

SourceForge ではリリースノートも定期的に更新されています。「使い始めたら開発が止まった」というありがちなリスクも低そうです。

気になったところ


完全な Windows の置き換えには工夫が必要

当然ながら、Windows 専用のアプリ(Adobe 製品、一部のゲームなど)は動きません。

Wine や Proton などの互換レイヤーを使えば一部は動きますが、すべてではない。「Linux で完全に代替できるか?」は、自分の用途を正直に棚卸しすることが必要です。

永続化の設定はやや玄人向け

本記事で丁寧に解説しましたが、JSON ファイルの編集やターミナル操作が必要な部分はあります。

これを「難しい」と感じる方もいるでしょう。

ただ、一度設定してしまえば、あとは普通のOSとして使えます。

最初の15分だけ乗り越えれば大丈夫です。




まとめ:USBメモリ1本が「移行の架け橋」になる


*まとめ
Windows 10 のサポート終了は、私たちに一つの問いを突きつけてきます。

「このまま Microsoft に言われるがままにPCを買い換え続けるのか、それとも別の道を探すのか」と。

この記事でご紹介した XPQ4 × Ventoy によるデュアルブート環境は、「いきなり Windows を捨てる」という無謀な選択ではなく、Windows を残しながら Linux の世界を安全に探索するための現実的な方法です。

改めてポイントをまとめます:

記事のポイント

USBメモリ1本が、あなたと Linux の世界をつなぐ架け橋になります。

最初の一歩は意外と小さい。

勇気を出して踏み出してみてください。

私は今、このブログ記事も XPQ4 の上の Firefox で書いています。「Windowsじゃないと仕事できない」と思っていたあの頃の自分に、見せてあげたい画面です。

この記事が参考になったら、ぜひシェアしてください。

同じ悩みを持つ Windows 10 ユーザーの助けになれば幸いです。

質問やご意見はコメント欄へどうぞ。実際に試してみた感想も、ぜひ聞かせてください!


#windows #linux #USBメモリ #ventoy #永続化 #XPQ4
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